探訪|埼玉県小川町・オーガニックフラワー農園Love the Farmを訪ねて

※こちらの記事は、2020年6月18日に noteに掲載したコラムを再編集したものです。

カモミールのピークが落ち着いた6月某日。
自宅から電車とバスを乗り継ぐこと約2時間半・・・埼玉県小川町に到着しました!

風と水の音、鳥のさえずりが聞こえてきます。
実は私、実家が兼業農家で野菜と米を育てているので、田んぼと畑が広がる風景にしみじみ懐かしさを覚えました。

フコウキ栽培!?高橋さんが取り組む有機農法

出迎えてくださったのは、高橋さんご一家。
先日のインタビューでもご紹介したとおり、夫の知宏さんは有機野菜を、花は愛さんが担当されているとのこと。改めて、高橋さんの有機農法への取り組みとこだわりを教えていただきました。

それは 草、ひいては自然と共生するということ!
草刈りというと、農作業の中でも、大変な重労働のイメージがありませんか?農薬を使わない有機農法なら尚更。
ところが、見てください。高橋さんの農園には、いわゆる雑草がいっぱい。

写真の中にも、ミントが2種類映っています。
「どれが雑草でどれが花が分からないでしょう?」と笑う高橋さん。

雑草の根がぐんぐん下に伸びていくのを生かして、土の空気の通りと水捌けを良くしているのだそう。
雑草の地表に出ている葉の部分をすぐに刈ってしまうと、根が伸びなくなってしまうので、あえてある程度は伸びっぱなしに。刈った雑草はその場にそのまま敷いて、保湿と、ゆくゆくは肥料にさせるという、草の長所を引き出した循環を生み出しています。

そうして自然にまかせた土地を生かした不耕起(ふこうき)栽培が、高橋さんの強み。

2メートル近い棒をおもむろに取り出した愛さん。
地面に突き刺して、入る、入る…まだ入る!?
棒の3分の2くらいが地中に埋まってしまいました。歩いてフワフワ、フカフカなわけではないのに、驚きです。

こちらは「踏み込み温床」という、電気が無い時代からある伝統的な保温方法。落ち葉や米ぬかなどをワラで囲われたスペースにいれ、水を足しながら足で踏んで発酵させていきます。
発酵するときの熱を利用して、種の発芽を促進します。

山に入り、落ち葉を集めるところから始めるということなので、とても手間がかかる方法です。それでも、自然にかける負荷をできる限り減らしたいという想いのもと、小川町の有機農家さんたちは積極的に取り入れているそうです。

オーガニックフラワーたちの6月

ご夫婦で、様々な品種、品目を試しながら、土地に合うものを模索しているとのこと。6月の農園の様子の一部を、写真とともにご紹介します。

ハウスで育てられているジニア。切り花として出荷されるので背も高い。



一方で、露地(屋外)のジニア。花はまだ一部が咲き始めたところ。


今年(2020年)初めて植え付けて、来年の収穫をめざしているというモナルダ(ベルガモット)。香りの良いハーブです。


かじってみて!と渡されたステビアの葉。天然の甘味料で、じわっと甘さが舌に広がる。

私たちの手元に届いている高橋さんのオーガニックフラワーは、そんな日々の積み重ねの結晶というわけですね。
ただでさえ可愛いお花が、もっと可愛く思えてきませんか?

ありがとうございました、また伺います!

カモミールは、高橋さんの土地と相性がとても良かったそうで、これからも力をいれて取り組みたいとのこと。
これからの季節のことを伺うと、カモミールなどは花を摘んでドライに。
種を収穫したら、9月に種を植えて、10月に苗の植え替えをするそうです。

やってみませんか?と嬉しいお誘いが。
もしコロナが落ち着いていたら…花の栽培に関われる、素敵な体験会の企画なんて楽しそう!
実現したら、またお知らせしますね。

実は、こちらが私の初めての産地見学体験でした。
真っ盛りの時期ではないからこそ、これから育っていく花、次のシーズンに繋がっていく花の姿を目の当たりにすることができました。
高橋さん、最後まで読んでくださった皆さま、ありがとうございました。

Love the Farmのページをみる→

コメントを残す

コメントは表示される前に承認される必要があります。